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居住空間の提案 - 4
3:微小重力空間下のオリエンテーションのない領域におけるパブリックスペースとプライベートスペース の
   同時存在としての統合の研究
  ―― 国際宇宙ステーション“KIBO”実験モジュールを利用する居住スペースの空間提案 〜 2003年度研究

(1) “KIBO” オルタナテイブプラン (2002)

宇宙における居住空間のあり方− “KIBO”オルタナテイブプランの作成。”

微小重力環境における生活場の試作実験、及び天地左右の無い、全方位アクセス可能な空間における、宇宙での住まい方を探ることを目的とした。

部屋の求心性と方位決定をFLOATING  TABLE“浮遊テーブル”に求め、繭状筒状のSLEEPING-SPACEを房のようにコミュニケーションスペースに対して凸上となっている。また SANITARY“シャワースペース、およびトイレスペース”は平面に埋設した。

ドローイングは一見すると上下関係があるようであるが、人や装置が自由に浮遊するスペースにおいて上下左右と関係なく生活できる。

i 実験目的

宇宙ステーションは、真空・微小重力・温度差等の過酷な宇宙に対して、循環型の環境形成を図る。生命体の棲息を保証する自律的閉鎖空間である。人間行動の 可能性を極限まで追求する宇宙での住まい方を探ることは、平行して地上のサステナブルでユニバーサルな居住空間のあり方についてリデザインすることにな る。

国際宇宙ステーションを経て月や火星に向う常駐基地化することを前提に、生活空間化を提案する。

上下左右の存在し無い微小重力下では、空間利用が根底から見直される。作業空間、睡眠空間、食事空間、生理的空間、休息空間が同時に存在しつつ、個人の活 動の方向を違える事が可能である。地上空間に無い多重の機能を多元に錯綜させて解く空間を考えることとなる。そのことは地上の空間のあり方を変化させる出 発点ともなる。

ii コンセプト

天地左右の無い、全方位アクセス可能な空間における、宇 宙での住まい方を探る。平面的に巨大な宇宙ス テーションは現在望めない。 スペースシャトルを基本とする地上からの移設建設が可能な空間を念頭におく。日本の提供する実験モジュール“KIBO”を最初のシミュレーションと して捕らえる。

国際宇宙ステーションモジュールにおける空間利用の代替案を、日本の提供する実験モジュール“KIBO”を対象として提案する。そして宇宙における居住空 間の可能性を提案する。


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